大蜘蛛ちゃんフラッシュバック(1)
安定して性癖をこじらせに来るのな
本日の議題です。
大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック(1) (アフタヌーンコミックス)
- 作者: 植芝理一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/10/23
- メディア: Kindle版
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大蜘蛛ちゃんフラッシュバック(1)
罪深さでいったらかなり上位に入る植芝理一先生の新刊。
謎の彼女Xより確実にこっちの方がヤバいw(^^
概要
高校生の鈴木実の母は漫画家。父は昔他界している。
そんな実には悩みがある。
最近見るのだ。高校時代の母を同時代の父の目を通して。
父の目を通してみる高校時代の母はとても魅力的で現実の母を見てもやり場のない気持ちを抱く様になっていた…
登場人物
鈴木実:16歳、父と母が通った高校と同じ高校に通っている。
大蜘蛛綾:実の母、漫画家。 大蜘蛛は旧姓。
鈴木治:亡くなった実の父、相当大蜘蛛ちゃんが好きだった模様。
一一(にのまえはじめ):実のクラスメート、漫研に所属している。
月見里海(やまなしうみ):大蜘蛛ちゃんの担当。大蜘蛛ちゃんとは高校で同じ漫研にいた。
ネタバレというか内容含めた感想
まただ。
いたいけな人類に植芝理一先生によって新規の性癖が植え付けられようとしている。
新しい沼を作っては人を投げ込んでいく姿勢には頭を垂れる以外の選択肢がない。我々は無力だ。
ディスコミュニケーションから変わらず設定を「あたりまえ」として突っ込んでくる力は相当なものがあると思う。 何事もなく普通にそういう話か、と思いながら読めるし寧ろ植芝理一先生作品の中では凄く読みやすい。
ただ、昔の様な細かい書き込みとかは見られないのでそこが不満とかいうコアなファンはいそう。 かと思いきや漫研のシーンとか中野のシーンでは相当描かれているのでニコニコする(笑
ただ、長期で見ると少し展開が作りづらそうな感じではあるかな。もう「母に恋している」って言っちゃってるし。 謎の彼女Xが途中からあんまり謎じゃなくなってきて「強引」か「気分屋」みたいな形容に私の中でなってきてしまったけど。
これもこの先どうなるか、見物ですね。
母が昔漫研に所属していた。
一も漫研に所属している。
漫研だけあって一がフラッシュバックする母と被るし似た様な行動をする。
一は実に興味を持っている。
っていう所から一が近づいてくるか。
一が大蜘蛛ちゃんが実の母だと知って感動して近づいてくるか。
その両方で一が大蜘蛛ちゃんに嫉妬してこじれるか。
全部面白そうだなw
もうどうにでもな~れだろこれ(^^
後、何でフラッシュバックするのか、それは父の意思なのかとかね。
どう料理してくんのかホント楽しみだわ。