昼寝用仮眠室

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悪魔を憐れむ歌(1)

強力な名作が生まれる序章にすぎないのでは

 

本日の議題です。

悪魔を憐れむ歌 1巻 (バンチコミックス)

悪魔を憐れむ歌(1)

気付いてなかったんだけど、あのコオリオニで有名な梶本レイカ先生、復帰なさってたんですね。
とても嬉しいです。 ということで即購入。

 

概要

 

四肢を箱の様に折った死体が連続で見つかり北海道は恐怖の底へと落とされた。
連続殺人犯、通称「箱折犯」は影も形も見せず、道警の追跡は無駄に終わった。ただ一つ警察内部犯との冤罪の犠牲者一人を残して。
…八年後、必用に箱折犯を追い続ける警官阿久津は被害者の調査過程で気になった咽喉のコメントを得るため医師の四鐘を訪ねる。
まさか犯人であるとも知らずに…

 

登場人物

 

阿久津亮平:八年前の連続殺人事件の犯人、通称「箱折犯」を探し続ける警官。斜陽。
四鐘彰久:四鐘耳鼻咽喉科の院長代理、祖母がクロアチア人のクォーター
カガミコウタ:阿久津と同期、箱折犯の冤罪で精神病になり、今なお不治のまま。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

良いよね、コオリオニと舞台は同じ北海道、道警。
しかし濃さはそのままに方向も展開も変えてきているし凄く先が気になる。

 

舞台とか展開とかって割と同じになりやすくて、昔はちょっとと思っていたんだけど、
今は作者の得意なプラットフォーム上で描いて、また面白かったら何も問題ないなと思い直した。 そして今回の悪魔を憐れむ歌も面白いんだから、やっぱその本単体で見たときの内容次第だよね。

 

コオリオニは道警の不祥事とヤクザとの愛の逃避行だったけど、
今回は殺人犯と…という話だよな、まだ謎が多すぎて言葉にする事が憚られる。
こういう話です と言える程には展開がまだ進んでない(展開自体が遅いわけじゃないんだけど

 

BL成分はあまり無いのでその辺は苦手だった人はイケるんじゃない?
っと思ったんだけどそこそこ残酷な描写があるからやっぱ人は選ぶかな。
俺は大好きだけど。

 

後、マンガの勢いが凄いんだよな、皆力強くて、そして弱い。

それを絵で表せる。

 

少なくとも俺はあとがきの
「せめてマンガの中だけは、感じる痛みを謳歌できますように。」
との文に深く頭の垂れる思いがした。

 

とりあえず私は梶本レイカ先生が復帰してくれただけでも嬉しい。