昼寝用仮眠室

漫画を読んだり映画を見たりゲームをやったりした感想を書いたり等々

3月のライオン(1)

やっぱり心の中の描写が良い

 

本日の議題です。

 

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

 

3月のライオン(1)

ハチクロの時からずっと羽海野チカ先生は好きで読んでるけど
最初ヤングアニマルで連載始まるって聞いたときは二度聞きしたよね。

 

概要

 

中学生で将棋のプロになった桐山零は高校に編入しながらも一人暮らしをしていた。
彼は親を早くに亡くし親の友人である幸田家に引き取られて生活していた。 将棋のプロである幸田の家では娘の香子と息子の歩も将棋をやっていたが零の努力の前には屈してしまい、家庭がバラバラになってしまう。
それを見かねた零は家を出たのだっのた。
孤独の中で偶然出会った川本家の人々を中心に救われながらも零は成長していく…

 

登場人物

 

桐山零:幼い頃に両親を亡くし、中学生で将棋のプロの世界に入った高校生。
川本あかり:川本家長女、しっかり者で残された妹の面倒をみている。
川本ひなた:川本家次女、元気な中学生
川本モモ:川本家三女、保育園児。
香子:零の義理の姉。
二階堂晴信:零のライバル、お金持ちで恰幅が良いが昔から体の調子が悪い。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

やはり羽海野先生は心の中を描き出すのが上手いよなぁ。

 

最初が悪い状況から始まっているので後は上がるしか無い気もするけど、そこには思春期特有の気恥ずかしさだとか他人に対する距離のつかめなさみたいな物があって。 他者(主に最初は川本家の人々)を通じて、将棋というツールを通じて成長していく様は、作品に「成長」を求める人にとっては垂涎ものだと思う。

 

1巻単体の感想では無くなってしまうけど。。 現行最新刊(13巻)まで読んだ後1巻に戻っても、どれもが大切な出会いでそこを持ち回って成長しているのがわかるので、一貫性としてもかなり強く自然ですっと心に入ってくると思う。

描いてる内に上手くなってくとか設定がしっくりいってくるみたいな場合もいっぱいあるのに、これは最初から読んでも今と何ら変わりの無い設定だなと感じる。

 

今も綿密に考えられて描かれているのでしょうと言う思いが強くて頭が下がる。

たまに羽海野先生のツイート見に行ったりもしますが、素敵な人ですよね。その分悩みも深いのだろうと思います。 その結果としてのアウトプットがこの作品を生んでいるというのもとても納得できる話です。

 

何か見直しながら書いてたらもう一周読み直したくなってきたぞ(笑