昼寝用仮眠室

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琉球のユウナ(1)

調べてちゃんと描いている努力を感じる

 

本日の議題です。

 

琉球のユウナ 1 (花とゆめCOMICS)

琉球のユウナ 1 (花とゆめCOMICS)

 

琉球のユウナ(1)

LaLa系の本最近手を出してなかったが、
本屋でジャケと帯と一巻という表記を見て購入、結構良かった。

 

概要

 

一四八二年琉球国。化け物(マジムン)のキジムナーと扱われる朱色の髪の少女がいた。
朱色の髪を持つ少女ユウナはシーサーを操り、人と関わることを避けて生きてきた。
ある日その力を拝借しようとする村人に囲まれているところを一人の男性に救われる。
彼は若くして琉球国王になった尚真王であった…

 

登場人物

 

ユウナ:朱色の髪を持つコミュ障の少女。人ならざる"モノ"と会話ができる。
真加戸:琉球国第二尚氏王朝三代目、尚真王。若くして王になるも生霊の呪いを受けている。
夜斗:尚真王の側近。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

琉球の歴史やら伝承をベースにしたファンタジー。
お互いに惹かれるのはすぐだけど真加戸は手が早いタイプで、ユウナが奥手ということでバランスを取っている。
基本は問題が起きる→ユウナが解決に乗り出すの流れか、二人のディスタンス()みたいな話の二択になってると思う。

 

個人的にはこれだけ積んだ知識や前提があるのならば真っ当なストーリーがないと納得いかない。 ちょっと正しくないから言い直すと「勿体ない」というのが素直な感想。

でなければ琉球である必要その他諸々の前提が不必要なものになってしまうと思う。

 

王様がいる、不思議な力を持った少女がいる、使い魔がいる、見初められる。

 

これでも話は成り立ってしまうと思うので、史実に基づいたなにがしか、とても重要な分岐点がいくつかあり、そこにファンタジー要素を混ぜることで初めて化けると思う。

そこに至るにはまだ4話というのは短すぎるのかもしれないけどメインのストーリーが動かなさすぎに感じる。ただ、連載ペースが不安定な感があるのでその辺りの加減が難しいのかなという気もするし、気長に追うのがよさそうかな。