昇る朝日にくちづけを(1)
絵と雰囲気があってて良い
本日の議題です。
昇る朝日にくちづけを(1)
目を引く表紙とアオハルだったってのが購入の決め手に
結果手に取ってよかった。
収録作品
忘月夏
鬼火の夜
昇る朝日にくちづけを<黎明編>
昇る朝日にくちづけを<暁編>
昇る朝日にくちづけを<曙編>
概要
忘月夏
久しぶりに田舎に帰った小春の元へ千代が迎えにやってくる。
千代は死んでしまった恋人の真子の妹だ。
小春が戻ってきた理由は他でもない死者が帰ってくると言われる笠成祭りへ出向くため。
しかし、千代は小春のことが好きで…
鬼火の夜
陶芸家一家に生まれた素太と釉は互いに違うものを持っていた。
しかし父の死後、姉の釉は陶芸の道をあきらめ素太の進学のために忙しくバイトをこなすようになっていた。
素太はセンスこそないものの持ち前の心で陶芸を続けようとするが…
昇る朝日にくちづけを<黎明編>
毎朝イカ漁師の洋介の所に幼なじみの松子がやってくる。
村が廃れて漁師廃業の危機を救ったのが松子が嫁いだ先の網元だった。
松子はイカをもらいに早朝から洋介を待つ。
松子は「夜が大嫌いで、朝日をしょって船で帰ってくるのが洋介なんだ」という。
そんな松子の体には生傷が絶えずあり…
昇る朝日にくちづけを<暁編>
昇る朝日にくちづけを<曙編>
遠くから孤島に飛ばされてきた教師の東崎あかりは初日から喪服で花を海に撒く少年を目にする。
少年は自分のクラスの不思議くんで山本大洋といった。
帰り道煙草を吸う場所を探しながら海岸沿いをバイクで走っていると使われなくなった小屋があるのを見つける。
お邪魔して煙草を吸っていたところ持ち主に見つかってしまう。
持ち主は大洋であった。
そこから自由に使って良いと言われ、休憩場所として長い時間一緒に過ごす様になるが、
大洋にもあかりにも暗い過去があり…
ネタバレというか内容含めた感想
絵が好み
それは置いておくとして、
内容はどれも一癖あるものをストレートに描いてる感じ。
それを読みやすい線で描かれると割とグッとくる。
少し暗い内容なんだけどそこに多少の救いと前向きな成長があってとても良い。
あかりの笑顔が結局すべて浄化するのでなんでもOK