昼寝用仮眠室

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ピンキーは二度ベルを鳴らす(1)

あまり設定のない裏社会でもキャラが動けば面白い

 

本日の議題です。 

ピンキーは二度ベルを鳴らす 1 (ビッグコミックス)

ピンキーは二度ベルを鳴らす 1 (ビッグコミックス)

 

ピンキーは二度ベルを鳴らす(1)

背表紙が赤かったから手にとってみたら結構面白かった。

 

概要

 

闇社会解決人ピンキーの元に現れる女はいつも何か問題を抱えている。
キャバ嬢、女子高校生、売春婦…
最終的に解決に導き少しの恩と尊敬を集めていく…という話。

 

登場人物

 

ピンキー:硫酸ピンキーと呼ばれ懐に硫酸を忍ばせている。背が低い。
チーフ:痴漢の冤罪をかけられたときにピンキーに助けられて以来、ピンキーの仕事を手伝っている。デカい。耳が聞こえない。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

改めて思うとここに書くことないな、というのは手抜きなので何かしら書くとして。
面白い、こういう裏社会ものは漫画になるだけである一定の面白さは保証されてる気がするんだけど、普通にその社会のことを軽く調べて描くのも凄い労力なんだろうなと思う。

一話完結…とまでは行かない事もあるけど、短い間で問題が起こって女性が困難にぶち当たって悪いオッサンが出てきて…という定型こそあれ、そこに至る問題解決プロセス等はしっかりしていたりして飽きない。 ただ、ピンキー・チーフ以外は一つの話毎に流れていく登場人物なので深すぎると言うこともなく読みやすい。
そしてピンキーの細かい設定とかも現状目につかないが「硫酸を持ち歩いてる」と「背の低さ」だけで十分ファンタジーだと思わせる要素があるので、多少の話では違和感を感じないのも上手いと思う。

 

なんだろう、たとえるなら男はつらいよの登場人物を全員20割増しで悪くした感じ。

 

ハードボイルドなんだろうけど背の低さから微妙にギャップを感じたり、悪には悪なりの任侠や正義があるしピンキーも割と良いこと言うんだけど、インテリヤクザとかそういう程ではなくて気分とか好みの問題で動いてそうな所も良い意味で軽いんじゃないかと思う。

 

…やっぱり男はつらいよなのか。俺の中で。。