姉なるもの(1)
タイトル未満
本日の議題です。
姉なるもの(1)
中々読んでて厳しい感じの漫画っすね。。
登場人物
夕:親を亡くしておじの家出世話になっている少年。
千夜:おじの家の蔵で夕が出会った何か。
概要
親を亡くしおじの家で世話になっている夕はある日、入ってはいけないと言われていた蔵へ入ってしまう。 そこで出会ったのは「千の仔孕む森の黒山羊」…
夕は異形のその存在を美しく思い姉になる様頼むのであった…と言う話。
ネタバレというか内容含めた感想
うーん。。
なかなか程度としては低い気がしてしまう。
これ商業誌で出す必要あったか?
エロ同人からエロ抜いて無が残ってるだけじゃね。。。
なんというか一巻として読ませる展開は何もないのに必要以上の設定があってすげぇ消化不良起こしてると思う。 夕は空気みたいな勢いでそれは昨今の主人公が特別すぎると感情移入出来ないからどうでもいいモブみたいなキャラにしてるのかもしれないけど、、
問題は千夜。
まず、クトゥルフの設定いるか?
ちょっと前に某コンテンツで脚光浴びたもののおこぼれの知識の範囲内を使って細々と食いつないでるだけに見える。 自分としての知識の後付けとかその上に乗せる自分の漫画としての読ませ方みたいなものが皆無なのでは。 これだとテレビで聞いた横文字をよく意味がわかってないけどこんな場面で使うらしいから使って頭よく見せようとする悲しい感じの人みたいな物悲しさしか俺は受けない。 そんなんだったら最初からそんな設定いらなくね? 人間に出来ないことをいろいろしてくれる為に人間ではない必要があったのかも知らんけど、それが設定が既存のものベースになると多少姿を変えてきてしまう様に思う。
次に絵。
女性の外形を描くのは本業かと思うので良いと思うしそこにファンもついてるんだろうけど、耳掃除のシーンとか下手に断面を描く割に本当に下手な描き方してるので描かない方が良かったのではとすら思った。 エロ漫画なんかだと行為中の○の断面とか(実際の現物取引と違うかどうか詳しくないのでわかりませんが)本気で描込んでくる変態(褒めてる)が沢山いるが、耳の中の構造調べたりとかそれを丁寧に描こうという気はないんだな。
前二つの点について個人的に思うのは、
「身の丈以上のものを描いているのにそれに見合う知識を獲得する気が無い。」というような感触を漫画から感じる。
そして仰々しい設定つけた割に何も動かない展開。 そこでイチャイチャするだけの日常系にするならホント設定いらねーだろ。。
後半はページを捲る楽しみとか次何が飛んでくるんだろうみたいな気持ちより「頼むからそろそろ展開動かしてくれよ」という気持ちでページ捲る事になってた。
そんなわけで、自分が焚き火用に集めたものを燃やしきる火力が全く無い様な印象を受けた。 これは話をどこに持って行きたいんだろうか。。。
同人からのぽちファンが手元に置いといて満足するだけの漫画かなという印象です。
ほんとタイトルだけだったな。