ザ・ファブル(1)
無敵の主人公だけど面白い
本日の議題です。
ザ・ファブル(1)
これもホント面白いと思う。
登場人物
佐藤明:殺し屋ファブルの一員、基本的に抜けてる、猫舌
佐藤洋子:明の相棒、両親の死後ファブルのボスに育てられた
海老原剛士:真黒組若頭、何かと明を気にしている。
概要
無敵の殺し屋ファブル…
一部の人間のみぞ知る都市伝説は実在していた。
一仕事を終えた佐藤明(偽名)と洋子はボスと合流し大事な決定事項を伝えられる。「今年は殺しすぎたので少し休業する。お前は大阪で休み一般人のふりをしろ。」
…殺しの才能に特化したプロが慣れない一般人のフリをする謎漫画ここに開幕!
ネタバレというか内容含めた感想
ボスからの紹介で真黒組の物件を借りる事になった佐藤兄妹(仮)、真黒組若頭である海老原は存在が気になって部下を使って監視を始めるが部下が興味本位から手を出してしまう。 一人6秒もあれば殺せてしまう佐藤だが一般人のコスプレのため、上手く当たったふり・やられたふりをしながら相手にダメージを蓄積させ最後は泣いて謝り事を終わらせる。プロだからな。 そのとき近所をよく走っている女性が気を遣ってハンカチを渡そうとするのだが…
強い!だけじゃ話にならんと思うのだけど話になってる。 それ以外(それを含めた)設定がかなりちゃんとしてるんだと思う。
言うならなんだろう、アレだ水戸黄門。 それも一人でご老公ご一行の全員兼ねてるみたいな勢い。 こっちは正義を前面に押し出してこれが正しいという押しつけがないのも良い。 ただ仕事で殺しをやっているというだけ。
世間ずれの塩梅がまた微妙で、傍若無人(良い意味で)。 喜怒哀楽がない殺戮マシーンかと思いきや三流芸人のジャッカル富岡を見て大笑いする。 ちゃんと好みのある人間味みたいなものも持ち合わせているのが親近感にもつながるし、そこが笑いを取る元にもなってる。
それを知らないのはさすがに無理があるのではと思う事もあるけど そんなのはこの漫画では些細なことだと思うし、本筋がしっかりしているので殆ど気にならない。 そしてこういうのが気にならないってことは面白すぎるからなのよね。
気になるなら是非ヤンマガを取ってチラ見してほしいと思う。
腕相撲で 佐藤を立てようとする仕事先社長vs弱いアピールをしたい佐藤 で心理戦してるだけだったのに面白かったから(笑