一変世界(1)
言葉にしづらい説得力がある
本日の議題です。
一変世界(1)
なかなか言葉にし辛いファンタジーですが好きなので紹介。
登場人物
プーリョ:ガーデラン女神の神殿(デラ神殿)の大巫女見習い
エズリン:プーリョ唯一の友達
ブレダン:デラ神殿の神官、プーリョに良くアドバイスをしていたが行方不明に。
概要
プーリョは大巫女になるために日々修行に励んでいるが、気が向くと男装をして町へ出かける。 町にすむエズリンとの日常は魔物や石像など不思議な体験の連続である。 神殿で奉唱会を行うことが決まってから不思議な力を持つ神官との駆け引きが始まるが…という話。
ネタバレというか内容含めた感想
そんなに簡単ではない設定のファンタジーなのですが納得感と説得力がある不思議な漫画です。 説明も殆どなく元々当然あるものとして話を進めていく方がやはりファンタジーとして現実感が強くなるんだなぁと再確認させられる。 只、それも細かく話を作る力があってのことと思いますが。
1巻の内容は町で起こった不思議なことにプーリョとエズリンが関わってこの世界観を慣らしに来ている感じです。 昔神殿から逃げ出した14代巫女の断片的な話や不思議な石像等、今後の展開に関わるものがチラチラと出てきます。
夜に礼拝堂を開けておく事に疑問を持ったプーリョに対し、ブレダンが昼より夜に来るものの方が悩みが深く「夜眠れないのは不幸なものと決まっているからです」と言う回想シーンなどもなかなか話の重みを加えるのが上手いと感じます。
まだ不明なことも多いですが不思議なことや説明されないことに不満を感じることなく、ただただ話の中に引きずり込まれていって先が気になる感じの漫画です。
後、プーリョかわいい。