昼寝用仮眠室

漫画を読んだり映画を見たりゲームをやったりした感想を書いたり等々

BACK TO THE 母さん(1)

現代のグレゴールザムザか何かか

 

本日の議題です。

BACK TO THE 母さん 1 (ビッグコミックス)

BACK TO THE 母さん(1)

母を求めて過去に戻るタイプのそれ。
こちらはどんな展開を見せてくれるのか…。

 

概要

 

ザコンの優はいつも学校から帰り母に会うのを楽しみにしている。
母は元トップアイドルで一世を風靡した実績を持ち、ある日突然引退をした過去があった。
人前にも出てこなくなった元アイドル皆好尊子の現在を知るものは少ない。
七年前のある台風の日、優が学校から帰りみた母は布団にくるまったロールケーキのような姿になり言葉を発しなくなっていたのだった。
手を尽くすが元の姿に戻らないことを嘆く優は懐かしみながら昔のアルバムを捲る。
すると、いつのまにかアルバムを見ていたはずの優は母のデビュー前にタイムスリップしていた(することができた)のでした。。。

 

登場人物

 

皆好優:クソマザコン。実は結構万能なのでは…
皆好尊子:優の母で元トップアイドル。ある日人前から姿を消した…
花田花澄:昔、尊子と同じアイドルグループに所属していた。やられ役のラッキースケベ係。かわいそう…

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

フランツカフカ
現代の「変身」か

 

そこそこ異形のものに変身しているのに
そこそこ当たり前に受け入れられる事象として優が扱っているのがなかなか興味深い。

 

話自体はタイムスリップ王道の、過去に戻って現代を少しずつ修正していく話。
たとえば、過去にいって戻ってくると母のまつげが増えている。とか(元に戻るまでどんだけかかるんだよw

 

ただ、母が何故変身したのかの原因をひもといていくという切り口では話が進む気配がないのが少し不満。
過去であった事を聞かされていて、分岐点を知っている優が改変をしていく。
そのイベント自体を見て楽しむタイプの漫画かな。

ギャグが多めなのでギャグ漫画って感覚で読んだ方がよさそう。

 

1巻でもう少し話の本筋に迫って欲しかった。。。

宇宙の果ての真ん中の(1)

気遣いできる人は格好いいなぁ

 

本日の議題です。

宇宙の果ての真ん中の 1 (マーガレットコミックス)

宇宙の果ての真ん中の(1)

タイトルがね、センスを感じたので買った。

 

概要

 

親が離婚して以来、深く他人と関わることを避けてきた月島夢は入学早々クラスのイケメン4人に天文部に誘われる。 断った夢だが、しつこく誘ってくる燐に理由を問うと
「色恋沙汰を持ち込みたくない害のない奴が良い」
「5人いないと部として認められない」
というなんとも悲しい理由だった。
失礼な燐に腹を立てもう一度断った夢だったが、後日燐の優しさに触れ天文部に向かう。 そこで渚に知らされた重要な事実「部活に所属するのは絶対」との学校方針に陥落し、見事夢はイケメン4人が巣食う天文部に所属するのだった。


登場人物

 

月島夢:他人とあまり関わり合いを持たずに生きている女子、かなりドジ。
真芝燐:ぶしつけでぶっきらぼうだけど人のことをよく見ていて優しい。天文が大好きで他の3人を巻き込む。
白峰渚:しっかり者、4人をやんわりまとめている。
古屋亜樹:可愛い系男子、頭が良い。
相馬銀次:元気系野郎、多少抜けている。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

野郎4人が仲が良くてそれを見ているだけで楽しい。
…趣旨が違う気がするけどっ

 

最初は夢が心を閉ざしているところを、天文部メンバーでワイワイやって打ち解けさせて仲良くなる。 そこからそこはかとなく優しい燐に惹かれていく、という流れ。
ありがちだけど王道で好み。

 

4人男性陣がいると取り合いとかそういった発展の仕方をしがちだと思うんだけど、今のところそういう気配は感じないし、むしろ燐に惹かれる夢が部活に色恋沙汰を持ち込みたがらない燐にどういう反応を受けて話が動いていくのかが今後のポイントかと思う。

 

天文要素はそこまで強くないけど好きなのが1人だけの部活だし、そっちのうんちく披露会場になると漫画変わってくるからこれくらいが丁度良い。

本筋を邪魔せず、話のトリガーになる程度。

 

現状、この先いくつか分岐しそうな道が見える感じの漫画ではないので、ゆっくり次の展開次の展開と踏みながら見ていけそうかな。
こちらもゆるく追っていきましょう。

かわいいひと(1)

ホンワカみてるだけで癒やされて良い

 

本日の議題です。

かわいいひと 1 (花とゆめCOMICS)

かわいいひと(1)

カップルの男性側が可愛いって話。
1巻の表紙良かったから買った。

 

概要

 

実家の花屋で働く花園森也は学校に花の配達に来ていた。
顔が怖いと言われ人に避けられ続ける彼は他人に無理に笑いかけようとするともっと顔が怖くなるのだった。
一仕事追えて車の荷台を見ると綺麗に着飾った見慣れぬ女性が。
彼女は鈴木日和、文化祭のミスコンに出るのが嫌で逃げてきたという。
ゆっくり話を聞き、勇気づけられた日和は戻ってゆく。
後日、嬉しいことに花園の仕事先の花屋お礼に現れた日和は定期的に花を買っていく様になる。
中々気持ちを伝えられずに口実として花を買っていくだけとも知らずに。

 

登場人物

 

花園森也:実家の花屋で働いている27歳、顔が怖い。笑うともっと怖い死神顔。
鈴木日和:美人大学生。おっとりしている様に見えて生真面目。むっちゃモテる

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

かわいい
花園が。

かわいいってのは森也くんなんですよね。

いや、日和も両方可愛いんだけど。

顔が怖い花園くん、自然に笑ったときだけ凄くかわいいいい顔になるんですよね。

 

お互い恋愛なれしていない中でお互いの良いところを見つけてつきあい始める。

普通に最高じゃないですか。

話の流れはゆっくりしているんだけどお互いの性格を考えると全然不自然でもなく、それが当たり前の様に感じられるし、上手い。

小さな事に嫉妬したり、でも素直だから口に出してすぐ解決しちゃうし。

恋敵が出てきてアワアワみたいな展開でもなくリラックスして読めるのがとてとても安心。

 

この漫画は、お似合いで幸せそうなカップルを見て幸せを分けて貰う漫画ですね。

 

最近5巻が出たけど開始時のモチベーションと方向性と良さはそのままで失われていないと思う。ずっと高止まりしている(^^

初情事まであと1時間(1)

これだよこれ

 

本日の議題です。

初情事まであと1時間 1 (コミックフラッパー)

初情事まであと1時間(1)

我々大好きのノッツ先生の完全に得意な方向の漫画じゃないですか。。。

 

概要

 

様々なシチュエーションでの初事情までの1時間が描かれている…

 

感想

 

天才か。

初々しい関係とか「シチュエーション」を作るの本当に上手いよなぁ。
というかそもそもな話、俺の好みというだけの話だという気もするけど。

 

「する」前提の話とか、意識もしてなかったけど急に観測圏内に入ってきたみたいな話やら、案外色々なものが作れるのねぇという感触。
どっちに元々気があって、どっちの押しが強くて。 そもそも日常生活ではなくファンタジー、SFの世界と色々ぶっ込んできてて飽きない。
後はお互いの関係性か、幼馴染、仕事仲間。。。

 

なんて言うんだろうな、twitterとかで色々なシチュエーションの漫画読んで「尊い…」ってなるの好きな人は気に入るんじゃないかなとおもいます(というか元々ノッツ先生そんな感じだと思うので

一話完結だしそんな長くないからヌルッと読める。

 

あと俺はノッツ先生の絵大好き(^^

 

2巻も出てるし買いかな。

jewelry -はねと小鳥の素晴らしき日々-(1)

ストレート剛速球

 

本日の議題です。

Jewelry―はねと小鳥の素晴らしき日々― 1 (マーガレットコミックス)

jewelry -はねと小鳥の素晴らしき日々-(1)

少女マンガのジャケ買いってそんなに外さない気がしているので
よくジャケ買いする。

 

概要

 

幼い頃から病弱で入退院を繰り返していた白椛羽音は長いこと学生生活に憧れていたが、やっとの思いで晴れて高校から通うことができる様になった。
入学式当日、友人の季乃と一緒にあこがれの通学をしていると頬に傷のある男子学生を発見する。
友達になりたくて声をかける羽音だが、その男子学生はけんかを始めるのだった…


登場人物

 

白椛羽音:病弱だったが、高校から学生生活を始められる様になった。優しい心の持ち主。
小鳥木実:入学早々絡まれる。。喧嘩が強く人を寄せ付けない雰囲気を出しているが、優しさからの行動が多い。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

王道か。
そういうの大好物です。

 

羽音も小鳥もいい人過ぎるんだけどそういう人たちが惹かれ合う、という展開が自然な優しい世界。 小鳥も少しずつだけど羽音を通していい人だというのが周りに伝染していく位には魅力のある人間として描かれている。

 

告白のシーンも感情の伝え方もはにかみながらではあるけれど、とてもストレートで気持ちが良いし、皆自分の気持ちに対して正直で、他人の気持ちに対して誠実。 そしてそれが寄り道こそするけど上手く回ってゆく、素敵じゃん。

 

少しずつ縮まっていく距離、というのが信頼に比例している感じでそれも納得感が強い。 絵柄も可愛いし言うことないわ。

 

最初は声をかけるのが些か不自然なのでは?何で急に声かけたの?と思ったが「入院してたから、傷のある人は何かと戦った優しい人だから」みたいなくだりがあって、ああと腑に落ちた。 そして、だからこそこの二人には幸せになって欲しいなあという気持ちが強くなってしまった(笑

 

告白シーンなんか正直何回も見てるんだけど(二次元でな
この羽音のシーンは思わず「ォォー」と声が出そうになった。
あのページだけでも十分俺は満たされた、昇天、来世で会いましょう。

 

少女マンガはやっぱええなぁ~と思う漫画ですね。

悪魔を憐れむ歌(1)

強力な名作が生まれる序章にすぎないのでは

 

本日の議題です。

悪魔を憐れむ歌 1巻 (バンチコミックス)

悪魔を憐れむ歌(1)

気付いてなかったんだけど、あのコオリオニで有名な梶本レイカ先生、復帰なさってたんですね。
とても嬉しいです。 ということで即購入。

 

概要

 

四肢を箱の様に折った死体が連続で見つかり北海道は恐怖の底へと落とされた。
連続殺人犯、通称「箱折犯」は影も形も見せず、道警の追跡は無駄に終わった。ただ一つ警察内部犯との冤罪の犠牲者一人を残して。
…八年後、必用に箱折犯を追い続ける警官阿久津は被害者の調査過程で気になった咽喉のコメントを得るため医師の四鐘を訪ねる。
まさか犯人であるとも知らずに…

 

登場人物

 

阿久津亮平:八年前の連続殺人事件の犯人、通称「箱折犯」を探し続ける警官。斜陽。
四鐘彰久:四鐘耳鼻咽喉科の院長代理、祖母がクロアチア人のクォーター
カガミコウタ:阿久津と同期、箱折犯の冤罪で精神病になり、今なお不治のまま。

 

ネタバレというか内容含めた感想

 

良いよね、コオリオニと舞台は同じ北海道、道警。
しかし濃さはそのままに方向も展開も変えてきているし凄く先が気になる。

 

舞台とか展開とかって割と同じになりやすくて、昔はちょっとと思っていたんだけど、
今は作者の得意なプラットフォーム上で描いて、また面白かったら何も問題ないなと思い直した。 そして今回の悪魔を憐れむ歌も面白いんだから、やっぱその本単体で見たときの内容次第だよね。

 

コオリオニは道警の不祥事とヤクザとの愛の逃避行だったけど、
今回は殺人犯と…という話だよな、まだ謎が多すぎて言葉にする事が憚られる。
こういう話です と言える程には展開がまだ進んでない(展開自体が遅いわけじゃないんだけど

 

BL成分はあまり無いのでその辺は苦手だった人はイケるんじゃない?
っと思ったんだけどそこそこ残酷な描写があるからやっぱ人は選ぶかな。
俺は大好きだけど。

 

後、マンガの勢いが凄いんだよな、皆力強くて、そして弱い。

それを絵で表せる。

 

少なくとも俺はあとがきの
「せめてマンガの中だけは、感じる痛みを謳歌できますように。」
との文に深く頭の垂れる思いがした。

 

とりあえず私は梶本レイカ先生が復帰してくれただけでも嬉しい。

チベットスナギツネの砂岡さん(1)

やさしさでニコニコできるよね

 

本日の議題です。

チベットスナギツネの砂岡さん

チベットスナギツネの砂岡さん(1)

ツイッターで人気のキューライス先生の漫画(その2
よく見てるし応援しているので投げ銭感覚で購入。(その2

 

概要

 

真顔がトレードマークの砂岡さん、その見た目とは裏腹に紳士で親切な振る舞いは我々に安らぎを与えてくれる。。。

 

感想

 

子供にも他人にも優しい砂岡さんマジ格好いいよな。
こういうひとにわたしはなりたい。

 

娘の砂奈子ちゃんもちゃんとキャラがあるししっかり砂岡さんの背中を見つつ生きているのがとても良い。

 

すげーどうでもいい話なんですが「砂岡さん」て名字だよね。
「砂奈子ちゃん」は名前だよね。
おじいちゃん(砂岡さん父)「砂三郎」も名前だよね。
砂岡さんの語られざる名前は…?
特殊な能力を持っているから多分名前を知られてはいけないんだよね。。。

とずっと思ってたんだけど「砂夫」だって書いてあった(^^

 

後、かなり無粋なんだが、
ネコノヒーと比較すると量的には相当少なく感じる。
ネコノヒーは1ページに4コマ二つ。
砂岡さんは1ページに4コマ一つ+書き下ろしの5コマ目。
どのページも左上の1/4以上が白いのは少し思うところがある。

 

ネコノヒーより日が浅いし、主力コンテンツ(?)というかネコノヒーの方が強いのは明白なので、仕方ないとは思うし。 書き下ろしの5コマ目も4コマの本数分(100コ強)あるので、むしろコミック化にあたっては相当力は入っていると思う。
ただ、左上にパラパラ漫画描ける勢いで白いのは何というか手抜きだと思われない為の作りとしてはどうなんだろうか。。
少し単行本として出すには早すぎたのではというのが素直な感想です。

これネコノヒーの2巻より砂岡さんの2巻の方が早く出るんじゃないの…?
でも人気ある内に出すのは大事だからな、砂岡さんまとめて読めるだけでも十分な価値がある。

 

両方KADOKAWAだけどネコノヒーがエンターブレインで砂岡さんがメディアファクトリーなのな…

 

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作者ツイッタァ

 

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